まずは以下の数字を見て下さい。いったい何の数値だと思われますか?

  • 全国  :19.0%
  • 岐阜県 :25.6%
  • 多治見市:23.5%
  • 土岐市 :30.5%
  • 瑞浪市 :19.5%
  • 恵那市 :15.1%
  • 中津川市:24.7%

恵那市が明らかに一番低いので、景気の良い話ではなさそうに思うかもしれませんが、実はその逆で数字が低ければ低いほど良いのです。

答えは賃貸住宅(借家も含みます)の空室率で、某大手不動産検索サイトの情報によるものです。

隣の中津川市は数字だけを見ると4部屋の内1部屋は空いていることに。古いストックが恵那市と比べて多いからでしょうが、それはともかく恵那市が全国的にみても空室率の低いエリアであることは間違いないようです。

そんな市場を反映してか、恵那市の家賃相場は瑞浪市よりも高めで、特にワンルームではその傾向が顕著です。派遣会社を始めとした単身需要が旺盛な点が背景として挙げられます。

さらに2027年度に開業が見込まれるリニア絡みの賃貸需要が本格化するのはまだこれから。賃貸市場の堅調さはしばらく続きそうですが、それにあぐらをかくのは禁物で、定住者を増やす努力を怠らないようにしないといけませんね。